正社員の看護師として
一般病棟に正社員の看護師として入った場合、業務形態は夜勤が入ったり残業が入ったりと仕事的にはハードなものとなりますが、看護師としての経験やスキルを磨くことができ、向上心がある人やバリバリに働きたい方にはやりがいのある仕事だと思います。
夜勤や残業が多い分、諸手当も多く年収も20~30代までは他業種の人よりも高水準となっています。
一方、クリニックなどは夜勤や残業もなく日曜も休みとなっており、プライベートな時間を確保することができるので、育児中のママさん看護師や給料よりも私的な時間を大切にしたい人には人気となっています。
また病院の常勤勤務でも夜勤なしのスタイルも取ることができるので自分の生活スタイルにあった業務形態を選んでください。
正社員のメリットとデメリット
メリットとしては、大学病院や総合病院の場合は最先端の医療に携わることができ、主要な診療科がそろっているので、看護師の仕事としてやりがいがあり、また経験や知識も積めるのでキャリアアップにもつながります。
また正社員の場合は、産休や育休、有給休暇、昇給、ボーナス、退職金などの福利厚生が手厚い点がいいですね。
デメリットとしては、一般病棟だとやはり仕事がハードなので、出産や育児などのライフイベントがあると、今まで通りにはいかず離職や転職が余儀なくされることです。
今では病院に24時間体制の育児施設があるなど、子育て中の看護師を支援する制度もあり、家族の支えもあれば仕事を継続できることもあります。
正社員の給与事情
看護師は夜勤や残業が多く、その分諸手当もあるので同年代の他業種の給料よりも高水準となっており、また看護師業界は女性が主に活躍している職場で、看護師のうち90%以上は女性となっています。
看護師の平均年収は472万円、平均月収33万円、年間ボーナス等78万円、平均年齢38.0歳、平均勤続年数7.4年(H25厚生労働省調べ)です。
女性の平均的な年収は300万円弱なので、それと比較すると給料はかなり高水準といえます。
看護師の仕事はハードで大変な仕事なので、身体的、精神的にタフでないと務まらず、この給料が高いか安いかは人それぞれ感じ方が違うと思います。