円満退職の礼儀
結婚や出産などライフイベントを理由に退職する人も多いですが、転職を希望して退職する場合もきちんと職場に挨拶して退職するのが礼儀であり、望ましい退職の仕方です。
看護師業界はそんなに広い業界ではないので後々どこで繋がるかわからないからです。
円満に退職する理由は、同じ看護師業界にいるので元の職場と連携が取れていた方がよく、上司や先輩に相談できる環境の方が有利だからです。
また出産などにより退職した場合、復職することが考えられるので、関わり合いをつないでいた方がいいでしょう。
退職時には同僚や上司、先輩、後輩、スタッフ含めしっかりと挨拶を行うことが円満退職に必要なことです。
円満退職のコツ
退職の意思を伝えるとき、退職理由として実際おこった事項に客観的にしょうがないと思える理由を付け加えてちゃんと伝えましょう。
例えば、「出産する」に伴い「育児するのは自分しかいない」など客観的にしょうがないと思わせる理由をつければよいです。
また、その際真実に基づいた理由を伝えるべきで嘘はつかないようにしましょう。
会話の中で矛盾が起きたり、変に勘ぐられたりする恐れがあり、スムーズに退職の話が進まなくなるからです。
また人間関係による理由で退職を考えている場合は、すぐに答えを出さず事前に上司に相談してみましょう。
時間が経てば解決する問題かもしれないし、それでも退職の意思が決まっているならば、その旨を伝えましょう。
退職の旨を伝える時期
法的には、退職希望日の2週間前までに退職の申し出を行うことになっていますが、実際は業務の引継ぎなど退職に関連する仕事も出てくるので、病院ごとの就業規則に決まっている退職時期を確認することが必要です。
また次月のシフトが出た後では、シフトの組み直しが必要となり迷惑がかかるので、シフトが出る前に申し出ましょう。
そして転職の1か月~2か月前には退職の意思を伝え、引き継ぎ業務などを行い、自分が退職した後も業務がスムーズに運ぶようにしなければなりません。
円満退職するには早い時期にしっかりと自分の意思を伝えることが大事です。