看護師の年収・給料

看護師の平均年収は472万円、平均月収33万円、年間ボーナス等78万円、平均年齢38.0歳、平均勤続年数7.4年（H25厚生労働省調べ）となっています。

看護師業界は女性が主に活躍している職場で、看護師のうち90％以上は女性となっています。

女性の平均的な年収は300万円弱なので、それと比較すると給料は高水準ですが、看護師の仕事はハードで、夜勤などがあると生活が不規則になったり、看護師同士のコミュニケーションや患者への気遣いなどで精神的にきつかったり、新しい技術の導入などで勉強会などがあったりと大変な仕事です。

看護師は身体的、精神的にタフでないと務まらず、この給料が高いか安いかは人それぞれだと思います。

看護師の給料の特徴は、初任給は他業種と比較すると高く、そこから年数が経てば給料も増えていきますが、急激に上がるということはあまりなく、なだらかに上昇していくため、「寝たきりカーブ」と呼ばれたりもします。

具体的な給料は、20歳～24歳（女性）平均月収は276,900円、ボーナス等490,100円、平均年収381万円。

20～24歳（男性）平均月収は283,400円、ボーナス等652,500円、平均年収405万円となっています。

女性の方が年収は20万円ほど低いですが、一般の業種では平均月収が20万円前後なので比較すると高水準となっています。

25～29歳（女性）平均月収は314,200円、ボーナス等735,200円、平均年収450万円。

25～29歳（男性）平均月収は317,700円、ボーナス等647,200円、平均年収446万円となっています。

20代後半では女性の方でボーナスが25万円近くも上がっていますが、これは一人前の看護師となりバリバリと働き、夜勤などもこなして諸手当が多くついたからです。

30代に入ると、結婚や出産などのライフイベントがあった人も多く、家庭や育児のために退職したりや時間がとれる職場へ転職したりする人たちも多いです。

具体的にみていくと、30～34歳（女性）平均月収321,800円、ボーナス等755,000円、平均年収462万円。

30～34歳（男性）平均月収318,500円、ボーナス等730,200円、平均年収455万円となっています。

20代後半から比べると、若干上がっている程度で、女性の月収が約7,000円、ボーナスが約20,000円しか上がっていません。

いったん離職し復帰した場合は、やはり給料は上がらず、また子育てと併用して働くと夜勤などを敬遠しがちになるためです。

35～39歳（女性）平均月収338,100円、ボーナス等824,900円、平均年収488万円。

（男性）平均月収342,100円、ボーナス等841,200円、平均年収495万円となっています。

男性の方が平均年収の方が大きくなりましたが、これは働き方の違いで、男性はバリバリ夜勤などもこなし諸手当をえていますが、女性の方は育児などのために、やはり夜勤を避けがちになってしまうためです。